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登坂 純一 Noborisaka Junichi 代表取締役 税理士(東京税理士会 所属)
1964年、東京都板橋区生まれ。獨協大学 経済学部 経営学科を卒業後、都内の会計事務所及び税理士法人に勤務。2003年、税理士登録。2004年、登坂純一税理士事務所を開設。同年、(有)イスタンテを設立、代表取締役に就任。
2 次は資産税専門の税理士法人 会計事務所退職後、資産税専門の税理士法人(入社当初は有限会社・税理士事務所でした)に転職しました。もともと、税理士を志望した当初から、将来的には資産税の仕事をすると決めていたからです。資産税とは、相続税・贈与税・譲渡税等のことをいいます。残念ながら、最初の会計事務所では資産税関係の仕事はほとんど経験できませんでした。それも、無理はありません。一般的な税理士事務所では、相続や不動産売却などの仕事は金額的に大きく、かつ、日常あまり馴染みのないためリスクの大きい業務とされているからです。そのため、通常は大きな事務所の資産税部門や中小の事務所の所長や所長代理クラスでないと担当させてもらえないのです。 ところが、入社した資産税専門の事務所では、各人のレベルの差はありますが、全員が資産税業務を行います。入社して半年後には、財産10億円規模の相続税申告を経験しました。納税方法も物納や延納などが当然のようにでてきます。当時、右も左もわからない状態の私を、一から指導してくれた先輩がいました。なかなかここまで資産税に詳しい人はいないと思う位の人で、私の抱えている問題をドラえもんみたいに何でも解決してくれました。まだまだ色々と教えていただきたかったのですが、残念ながら私よりすこし前に退職してしまい、今は税務関係の週刊誌の編集をして活躍しています(先輩、これからもよろしくお願いします!)。 相続税の申告を何件か担当するうちに気づいたのですが、同額の相続財産でも事案ごとにかなり難易度の差があることです。相続税を本当の意味で学ぶためには、申告の件数よりもその事案の中身が重要なのですね。 税理士法人の所長は税務署出身の元調査官でしたので、税務署との交渉など学ぶところがたくさんありました。また、在職中に数年間、租税法について勉強する機会が与えられ、判例研究などに多数、取り組みました。おかげで、税務調査に関してはノウハウを蓄積することができました。所長や租税法を教えてくれた先生に感謝しています。 この税理士法人には約6年10ヵ月お世話になり、この間に税理士登録をいたしました。非常に多くのことを在職中に学びましたが、とてもここでは説明しきれません。せっかく学んだことについては、不動産オーナーの方や会社オーナーの方に役立つ情報としてアレンジを施し、「ニュースリポート」等を通じてご紹介していければと考えております。
3 そして、2004年